Ⅲ-12 医師が一人増えるって大きいです

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

連帯保証を引き受けて、支援機構の再生支援を受ける事を決めた頃

常勤医が一人増えそう

前年の4月に入職した先生の少し先輩の先生が4月から常勤で来てくれる事になりました。

常勤医2人でサテライトクリニックも2月にオープンしていたので、本当に助かりました。

精神科医は規定上は48名まで受け持つ事ができますが、急性期の患者さんが含まれての48名はなかなかに厳しいものがあります。

非常勤の先生も増えることに

いいことも悪いこともえてして重なるもので、4月から一泊二日で来てくれる非常勤の先生も増える事になりました。

これでサテライトクリニックも週に5日診察することができます。

医師がひとり増えると?

世間的にはよく医師一人で最低1億は診療報酬を稼ぐと言われています。眼科でオペをたくさんやっていると3億以上稼ぐとも言われています。当院も翌年収入が1億以上増えたかというと、実際はそんなに単純ではありません。医師が不足していて、稼働率が大きく落ちているような状況だとこの増員効果はすごく大きいですが、この頃の当院は常勤医の二人で50名弱を受け持つ事によって稼働率そのものはそれなりに維持されていましたから、収入が大きく増えるという事にはなっていません。

しかし当時過労で適応障害寸前だったわたしとしては本当に助かりました。

<前の記事-Ⅲ-11 最終決断、連帯保証を引き受ける?- <「相模湖病院再建、機構卒業まで」記事一覧』> -Ⅲ-13 支援機構から再生支援を受ける事を発表-次の記事>

病院経営にお悩みの方

精神科病院の経営セミナーに出席すると、スーパー救急病棟を作ってこんなに単価が上がりました。という話をよく聞きます。いかにもコンサルタントが好みそうな話です。

「単価が上がれば、仮に稼働率が少し落ちてもこんなに収益が上がります」果たしてそうでしょうか?

早雲会では精神科病院経営について、スーパー救急病棟を作る以外の処方箋を持っています。経営がうまくいっていないが何から手をつけていいかわからない経営者の方々からの問い合わせをお待ちしております。


病院経営にお悩みの方

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください