Ⅱ-4 不思議なマネジメント形態

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通常の病院では、経営者として理事長がいて、院長、事務長、看護部長の三人がそれぞれの現場のトップで、そのメンバーが運営の中心という形態が多いのではないかと思います。

マネジメントを誰がしているのかわからない

相模湖病院に入職当初は、この病院はどこでなにがどのように決まっているのかよくわからないな、という印象を抱いていました。
何か新しい提案をしても、なかなか結論が出ないし、場合によってはうやむやなまま月日が過ぎるだけでした。

当時の相模湖病院は院長は前述のような方で(Ⅱ-1 トンデモ院長part1)ありましたからもちろん病院の運営にはノータッチでした。

不思議な運営状況

ではどのような運営形態だったのかというと(以下の事は後日じわじわと見えてきた事ではありますが)、看護部長、事務長、診療技術部長(本職はPSWの方でコメディカル部門の部門長という事でした。わたしがそれまでに勤めた病院にはこのような方はいなかったように思います。)の三人の合議制で色々な事を決めていくという形態でした。お金絡みの事はメインバンクから出向してきた経理部長が少し絡む部分はありました。

トロイカ体制は是か非か?

合議制というのはあまりいいことないように思いました。
特に以下の二つの点が致命的でした。
第一に、スピード感の欠如です。とにかく、色々な事がなかなか決まらないです。
第二に、誰かが一人で決定したわけでないから責任の所在があいまいでした。役職が上の人は仕事量が多いから給与が高いと思われがちですが、最も重要なことはいざという時に決断をし、その責任をとるということだと思います。

つまり、運営している幹部の人達が明確な責任をもたないまま、権限と給与だけは高いという極めて不健全な状態でした。(と今は思いますが、当時はここまでの認識はなかったです)

 

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