2018年 8月 の投稿一覧

2-1-3 精神科独特の入院形態について

早雲の野望

精神科は他の科と異なりいくつかの入院形態があります。

医療行為は本来本人の同意の下でしか行えない

有名な話としては、宗教上の理由で輸血を拒否している患者さんには命の危険があっても輸血ができない、という話は聞かれた事がある方多いのではないかと思います。
厳密にはいくつかの感染症にかかった方は本人が拒否しても強制的に治療できます。

精神科には所謂強制入院がいくつかある

一つは、措置入院といって、自傷他害の恐れがある精神疾患のある方を公費で入院させる制度です。多くの場合は警察官や検察官からの通報によって精神保健指定医が必要と認めた場合に措置入院という強制入院になります。
二つ目は、医療保護入院といって、家族の同意があって、精神保健指定医が必要と認めた場合に強制入院となるものです。

精神保健福祉法に基づく入院は上記以外にも応急入院や緊急措置入院、任意入院があります。それ以外には医療観察法に基づく入院があります。

この制度には賛否両論あります。人権を著しく侵害する行為ですので、慎重に運用される事が求められる行為です。

単身の方が医療保護入院が必要な場合はどうするの?

ご家族がいない方、消息がわからない方の場合は医療保護入院になる場合は区長、市長同意で入院となります。世田谷区の方ですと、世田谷区長の同意をもらった上で本人の意思に反して入院という事になります。

この区長同意でおおきなミスがありました。

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2-1-2 情報の共有のツールは増えたのに

早雲の野望

わたしが考える社会人にとって最初に覚えるマナーは、「遅刻しない」「敬語で話す」「情報の共有をする」です

情報の共有のためのツールは増えましたが

昔だと、「課長ちょっとよろしいですか?」とタイミングを見計らって話しかけないといけなかったのが、メールのCCに上司のアドレスを入れたり、グループウエアにファイルをアップすれば簡単に情報の共有ができます。メールアドレスをいれるのなんて5秒でやれます。しかし、情報の共有はうまくいかないものなんです。携帯を皆持つようになり、LINEなどのツールが発展した現在は家電(いえでん)に電話してデートに誘うよりずっと簡単な時代になりましたが、彼氏・彼女ができない人はやっぱりできないのです。

異例の時期に監査が

通常年末にある精神保健福祉法の監査が初夏にあると、報告を受けました。冬だとまた雪が怖いからさらに早くなったのかと思ったら、重大な間違いがあったからだというではありませんか

院長兼任は少し前からはずれていました

おおののテコ入れのため週に一回診察に行く事になり、週に32時間以上病院にいることができなくなるのでその前に相模湖病院の院長は現院長へ交代していました

精神科病院は通常年に2回監査がある

医療法と精神保健福祉法のもので、それぞれの法律がきちんと守られているのか一日がかりでチェックします。
これとは別に不定期に厚生局による監査もあります。
相模湖病院の場合はずっと2月にあったのですが、大雪で道路が通行止めになった年の翌年からは11-12月に行われていました。

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2-1-1 社会人になったら最初に覚える3つの事

早雲の野望

学生から社会人になったら最初に覚える3つの事ってなんでしょう?ホウ・レン・ソウ?

昔、好みのタイプって聞かれた時に3つで答えるならサラ・ミシェル・ゲラーと答えていた事を思い出しました。クロエ・グレース・モレッツと言ってた時期も

遅刻しない

一番目は遅刻しないです。でも相手が多忙な人の場合5分前に行くのも良くないとわたしは思います。5分前には扉の前にいてジャストで訪ねるのがベストだと思います。遅刻しない、を守れない人は医師にはけっこう多いように思います。外来が長引いてお待たせしてしまうのはある意味仕方がない部分はありますが、自分が遅刻してお待たせするのは絶対だめです。

敬語を使う

仕事中はたとえ相手が年下だろうが、新入院社員やバイトだろうが、敬語で話すのが当然だと思います。部下は呼び捨てで、「あれやっといて」みたいなぞんざいな口を聞くのは感心しません。偉そうにしていて尊敬される事は絶対にないですが、丁寧に話せば好印象になる事はありえます。

私の場合はこれがいきすぎていて相手に距離を感じられてしまう事もままありますが、偉そうだと思われるよりはずっといいと思っています。

情報の共有をする

昔はホウ・レン・ソウだったと思いますが、今は直接話さなくても仕事でやりとりしているメールのCCに関係している上司を含めれば情報は簡単に共有できます。早雲会ではクラウドのグループウエア(サイボウズが有名ですよね)である、Trello(トレロ)を使用していますが、多くの会社ではそういったものが導入されていると思いますのでそこに書き込めば情報の共有は簡単にできますよね。

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第2部プロローグ

早雲の野望

債務超過から脱出を果たし、支援機構から卒業を果たしました。小説ならここでめでたしめでたしで終了ですが現実は違います

卒業時のまとめ

あくまで債務超過からの脱出であって借金がゼロになったわけではありません。まだ7億以上残っています。12月に卒業した時点では一旦債務超過解消になりますが、諸々の支払いをするとすぐに債務超過に戻ります(3ヶ月ほどですが)

ボーナスステージ終了のお知らせ

今のペースなら余裕だと感じた方が多いと思いますが、これまでの繰欠(繰越欠損金)は一部時効で消滅したものも含めすべてなくなってしまいましたので、税率ざっくり35%の法人税が重くのしかかってきます。
JALは簿価損が大量に発生しているため法人税をかなりの期間払わないのでANAが不公平だと文句を言っていましたよね。
繰越欠損金は個人だと3年、法人だと9年(10年になったかもです)で時効になります。個人で開業するより早雲会で院長をやった方がいいと思うのにはこれも理由の一つです

たまったツケが

これまでお金がなかったので最小限の修繕しかできていなかったのですが、いつまでも放置できません。病院、老健のような大きな建物は外壁のメンテナンスや屋上の防水工事で2000-5000万かかります(これは修繕なので一括で経費計上はできますが)

いいことも

これまでこの低金利のご時世なのに高い金利のリースなどで契約させられていましたが、債務超過を脱出したので今後は金利が低くなるはずです。これは銀行の借り入れ金利にもいえる事です。

現状維持であれば一応OK

借金を返しつつ、必要と思われる修繕を行い、法人税をきちんとおさめてもこの当時の利益が確保できていればなんとか法人の維持はやっていける事はできる状況にはなりました

第2部は1部のように時系列ではなく一つのエピソード毎にまとめて記事を書いて行く予定です。また、これまでは病院の事を中心に書いてきましたが、法人全体の介護部まで含めた内容をアップしていく予定です。

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